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映画のツボ Vol.8 今月のおすすめ MOVIE REVIEW 「天然コケッコー」
(C)2007「天然コケッコー」製作委員会

update 07/07/05

生徒たった6人の田舎の分校に、ある日東京から転校生がやってきた
「天然コケッコー」

 カリスマ漫画家くらもちふさこの名作コミックが遂に映画化!

 ど田舎で暮らす少女の何気ない日常をリアルに描き、長い間ファンの胸に根ざし愛されて続けてきた「天然コケッコー」。そんな原作に挑むのは、鋭い感性と透徹した洞察力を持ち『リンダリンダリンダ』、『リアリズムの宿』などで、日本中を爽やかな感動で包んだ気鋭・山下敦弘監督。

 自然豊かな町を舞台に、方言丸出しの少女が初恋を経験し、家族や友達や村人に見守られながら成長していく、今を切り取った、笑顔いっぱいの物語。ゆったりとした時の流れに、幸福感を味わい、涙したくなる、優しく温かな陽だまりのような感動作が完成した。

天然コケッコー
(C)2007「天然コケッコー」製作委員会

ストーリー

 山間の分校。中学2年生右田そよは、山と田んぼが広がる木村町で暮らしている。そこは、ドラマティックな話題もない天然あふれるど田舎。そんなのんびりした町に、ある日、大事件が起こる。小中学生あわせても全校生徒たった6人の分校に、東京から大沢広海が転校してきた。
 そよにとっては、初めてできた同級生。その日、教室に現れた大沢は、そよたちの知らない言葉と、都会の匂いを放つスタイル抜群のイケメン。
 子供たちは大沢の姿に圧倒されながらもトキメキ、大沢との楽しい毎日に、期待で胸を膨らませる。一方、面倒見の良いそよとは正反対で、大沢はクールでちょっと取っつきづらい。そよは、そんな大沢が気になりだすが、頑固なそよの父はなぜか2人の初恋を邪魔しようとする。
 海水浴、神社の境内で初めてのキス…、彼らは、豊かな自然の中、笑い転げながら毎日を過ごしていく。やがて、一年の季節が通り過ぎ、そよはひとつの時期を迎えることになる…。

若手とベテラン勢の共演!くるりの主題歌が胸を熱くする

 主演に、天真爛漫な雰囲気が人気の注目女優・夏帆、相手役に涼やかな魅力が光る岡田将生。若いふたりの俳優を中心に、脇役に存在感あふれる佐藤浩市、夏川結衣と期待を裏切らないベテランのキャスティングから、等身大の子供たちの無邪気な演技が冴え渡る。
 脚本は、原作の熱烈なファンでもある『ジョゼと虎と魚たち』、『メゾン・ド・ヒミコ』の渡辺あや。全編に透徹な空気を生み出した音楽はレイ・ハラカミが担当。そして主題歌にはくるりを迎え、本作への愛情を綴った歌詞とメロディで、爽やかで感動的なラストを作り出している。

7月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
(関西地区は8月11日より公開)
2007年日本映画(121分)
配給/アスミック・エース
http://www.tenkoke.com/

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